葬式饅頭の由来と地域による違い

最近ではあまり配られなくなりましたが、かつてはご葬儀の時に葬式饅頭と呼ばれる饅頭が配られていました。
地域や考え方によって多種多様となっていますが、基本的には他の饅頭となんら変わらない事が少なくありません。
葬儀に参列した人に配布されていましたが、配布された理由のひとつとして、亡くなった方の物欲を断ち切るため、この世にすむ人々にお布施として配る形の一環とされ、仏教から来る発想から誕生した風習といわれています。
地域によって饅頭にも差があり、北海道で中華まんじゅうと呼ばれる半月方の黄色い餡子入り饅頭が現在でも会葬者に配布される風習が根強く、関東では春日饅頭と呼ばれる焼印のついた白い饅頭や、青白饅頭と呼ばれる抹茶と通常の白い饅頭が一般的です。
対して関西では黄色と白のお饅頭が一般的です。
なお、饅頭を出さずに菓子パンや上生菓子を出すところもあり、地域差が大きい食べ物といわれます。
昔から故人を偲ぶ風習のひとつとして、今後も残っていくでしょう。